笑顔と「ありがとう」で子どもたちとの信頼を築く。

キーワード: 2026年2月1日  きらめき保育園、リクルート

新人保育士の一日に密着!

ライターのHです! 今回はキャレオスが運営する『きらめき保育園 松永』(福山市伊津町)を訪れ、新人保育士さんの奮闘ぶりをお届けします。

きらめき保育園 松永とは?

0歳児・1歳児・2歳児クラスを設けている、小規模保育園。保護者と保育園が協働的に子育てをする「共育」に重きを置いています。シームレスな園舎で、異年齢同士でのコミュニケーションが取りやすく、一体感のある保育環境が特徴。定員20名に対して、保育士8名を配置しています。

このたび密着したのは、1歳児クラスを担当している中田つぐみ先生。2025年に大学新卒で入職した中田先生は、きらめき保育園が掲げる「共育」の理念に魅力を感じたといいます。

保護者と保育士がお子さんに対する思いやエピソードを共有することで、子どもへの理解が深まり、一人ひとりに向き合った保育ができる…。そう考え、この園を選んだそうです。経験豊富な先輩たちのサポートを受けながら、笑顔と思いやりの心をもって、日々子どもたちに接しています。

密着スタート!

8:30 出勤・受け入れ

この日は、中田先生は早番。出勤して外遊びの準備をしつつ、登園してきた園児たちを受け入れます。

きらめき保育園では登園時・お迎え時に保護者と話す時間を大切にしており、おうちでの様子や体調、気を付けて見ていてほしいことなどをしっかり情報共有。保護者は安心して預けられるとともに、保育士はより子どもに寄り添った接し方ができるようになります。

9:30 朝の会

子どもたちの名前を呼び、絵本や手遊び、歌などを楽しむ朝の会。中田先生はこの時間が特に好きなのだそうです。「毎日同じ歌や手遊びを繰り返すことで、子どもたちの反応が変わってくるんです。最初は慣れない環境で不安そうにしていた子がだんだん楽しんでくれるようになるとうれしいですね」。

また、登園からこの時間までに午前のおやつやトイレを済ませていきます。

10:00 お誕生会

この日は1月生まれのお誕生会。毎月、0歳児・1歳児・2歳児クラス合同で、その月に誕生日を迎えた子どもたちをお祝いします。最後は1月生まれのみんなで記念撮影♪

10:15 もちつきごっこ

杵を持って、臼の中のお餅をぺったんぺったん。先生たちが段ボールや布などで手作りした杵と臼、お餅はまるで本物のよう! 子どもたちもすぐに夢中になっていました。

取り合いになることもなく、順番に杵を持って楽しんでいる姿が印象的でした。「繰り返し遊ぶことで、待っていたら自分の番が回ってくると理解してくれているんです」と中田先生。

小さなお餅を獅子舞に食べさせる子どもたち。

きらめき保育園 松永の特徴の一つが、保育士さんたちの高い企画力です。毎月の行事遊びを決める際は活発にアイディアを出し合い、「それ、やってみよう!」とすぐ実行に移せる雰囲気があるといいます。

中田先生も「先輩方から意見を否定されることはなく、『こうしたらもっと良くなるかも』とアドバイスをもらえるので、新人でも自分の考えを言いやすいです」と話してくれました。

10:30 外遊び

上着を着て靴を履き、園庭へ。

お誕生会やもちつきごっこに続き、0歳児・1歳児・2歳児合同で外遊びを行います。

砂場遊びやおままごと、滑り台、かけっこなど、それぞれが興味のある遊びを楽しめる時間。先生たちは自由に駆け回る園児一人ひとりに目を配り、声かけをします。その視野の広さは、「先生たちはみんな、背中にも目がついているの!?」と思うほどでした。

中田先生は「せんせい、こっちきて~」とおままごとに誘われていました。

「子どもたちが『せんせい』と呼んで遊びに誘ってくれたり、困ったときに頼ってくれたりするのが何よりもうれしい」という中田先生。「トラブルやケガがないように気を配りながら、楽しさに共感することで、子どもたちに『自分の気持ちをわかってくれている』と感じてもらいたい」と話します。

11:30 給食

外遊びから戻り、手洗いを済ませたら給食の時間です。先生たちが役割分担して準備を進めていきます。中田先生は子どもたちと一緒に野菜の歌を歌ったり、野菜の絵本を読み聞かせたりしていました。

調理師さんたちが手作りする、栄養バランスのとれたメニューが並びます。給食の時間は0歳児・1歳児・2歳児クラスごとに分かれ、各クラスを複数の先生で補助します。同じメニューでも、年齢に応じて食材の大きさや量を調整するなど、食べやすい工夫がなされています。

給食で心がけていることを中田先生に尋ねると、こう教えてくれました。『完食できた』という達成感を味わってもらうため、園児によっては量を少なめにしていたり、苦手な食べ物には一口だけチャレンジしてもらったりと、『楽しく食事できること』を何よりも大切にしています」。

食事風景を見ていて感じたのは、同じ年齢でも、食べ進めるペースは個人差がかなり大きいということ。それでも、先生たちは決して焦りません。泣いてしまう子や席を立つ子がいても、笑顔で「これだけ食べてみる?」と優しく声をかけ、「全部食べられたね!」「がんばってニンジン食べたね!」と、できたことをまっすぐに褒めていました。安心して食事ができる空気をチーム全体でつくっているのだと感じました。

12:15 ダンス・読み聞かせ

給食を終えて着替えやトイレを済ませたあとは、ダンスと読み聞かせの時間。音楽をかけると、子どもたちはノリノリです!

読み聞かせでは、子どもたちは中田先生の表情豊かな語りに惹き込まれていました。

12:30 お昼寝

部屋のカーテンを閉め、先生たちも声のトーンを落として、入眠しやすい環境を整えます。

子どもたちが眠ったあとは、職員のランチタイム。園児と同じ内容の給食を食べるそうで、「給食がおいしいのもこの園の魅力なんです」と皆さん笑顔でした。

お昼寝の時間を使って、ミーティングや連絡帳・日誌の記入を行っていきます。ケガをした子がいれば、どんな状況・原因でどこにどのようなケガをしたのか、詳細を保育士全員で共有。担任以外の先生でも、その日の様子を保護者に伝えられる体制をつくっています。

15:00 午後のおやつ

お昼寝から起きたら、午後のおやつタイム。水曜以外は、野菜を使った蒸しパンやスティック状のフライなど、調理師さんの手作りおやつが登場します。子どもたちが食べている様子を見て、メニューをアップデートしているのだとか。

15:15~ お迎えまで自由遊び

保護者がお迎えまで、一人ひとり好きなことをして遊びます。午前の外遊びも含め、自由に過ごせる時間を大切にしているといいます。

管理者の柳瀬雅恵先生は、「もちつきごっこや給食などの集団行動では、子どもたちは理性を働かせて一生懸命がんばっています。だからこそ、興味の赴くままに遊べる時間を設けています」と話します。

16:00 受け渡し

お迎えにきた保護者の方々に「今日はこんな遊びをしました」「給食の野菜を完食していましたよ」「泣いているお友達を励ましてくれました」など、その日の出来事や成長を伝えます。「お迎えの時間や連絡帳、家族会など、保護者の皆さんが我が子の成長に気付き、喜びを感じられる機会がたくさんあるところも、この園の魅力だと感じます」と中田先生。

18:00 退勤

延長保育や掃除、片付け、制作などの業務を終え、戸締りをして退勤。お疲れ様でした!

取材を終えて・・・

取材を通して印象的だったのは、中田先生が園児に「ありがとう」をたくさん伝えていたこと。

おままごとで料理を作ってくれたとき、お片付けを手伝ってくれたとき、給食をしっかり食べてくれたとき…。一日のさまざまな場面で「〇〇ちゃん、△△してくれたの?ありがとう!」と園児の顔を見ながら感謝を伝えることで、信頼関係を築いているのだろうなと感じました。

また「保護者さんが読む連絡帳と、職員が読む日誌で文章の温度感を変えています」という言葉からも、コミュニケーションを大切にする姿勢が伝わってきました。

きらめき保育園 松永の先生たちはとっても明るく、チームワーク抜群。トラブルにも「大丈夫、大丈夫!」と素早く対処し、園児の言動には安心感のある笑顔と大きなリアクションで応えていました。忙しい中でも子どもたちを太陽のように照らすことができるのは、建設的な話し合いができて、阿吽の呼吸でのフォローが行き交う職場だからこそだと感じました。

何事にもまっすぐ取り組む中田先生と、彼女を愛情深くサポートする柳瀬先生

「今は自分のことで精一杯になってしまうことも多いけれど、今後は先輩方のように、状況に合わせたサポートができるようになりたいです。子どもたちが何に興味を持っているか、また、何に困っているかの理解を深め、保育の引き出しを増やしていけるよう、いろんな業務に関わっていきたい」と今後の抱負を語ってくれた中田先生。

頼もしい先輩たちのもと、これからますます素敵な保育士さんへと成長されることでしょう。