厚労省からも表彰された業務改善報奨制度「Cappy!」



キャレオスには、全従業員が参加可能な業績改善報奨制度「Cappy!」があります。Cappy!の愛称は、社名の「CAREOTH」と「Happy!」を組み合わせた造語で、従業員に親しまれるようにと名付けられました。
個人はもちろん、グループや事業所単位での取り組みを募集し、年に一度表彰式を開催。5回目となる2026年度には1,200件以上の応募がありました。
まずはエントリーシートによる一次審査の後、二次審査は役員の前でプレゼン。最終審査はビッグローズのホールにて実施され、応募者は業績改善における自分たちの案や取り組み、成果、熱い想いなどをプレゼンし、最後には表彰式が行われます。約10組の受賞者には、なんと賞金が贈呈されるそう!


さらにこれらの取り組みは、厚生労働省が主催する「グッドキャリア企業アワード2024」にてイノベーション賞を受賞。これは広島県内で2番目、備後エリアでは初のことでした。
従業員が自分事として取り組む一大プロジェクト「Cappy!」を創成期から支えてきた担当者・加藤さんにお話を伺いました。
「一人ひとりの工夫や成果が広がっていくことで、会社はもっと強くなる」
人事部 加藤さん
Q. Cappy!がスタートした経緯を教えてください
日々の業務の中で工夫を重ね、一見すると小さな成果でも、現場ではとても重要だったりします。それ以前も一般的な人事制度や評価制度はありましたが、キャレオスが事業を展開していく中で、従業員一人ひとりの工夫や取り組みを積極的にすくい上げ、従業員の励みになるような仕組みを整えるべきだ、という想いからCappy!は生まれました。
トップを巻き込んでいるという部分が肝になっており、社長は応募があった全ての資料に目を通すと約束しています。
Q. 第一回からたくさんの応募があったのですか?
非常に手前味噌なのですが…キャレオスが組織として優れている点の一つとしてEQ(心の知能指数)の高さがあると思っています。新たな施策を打った時に、プラスととらえてくれる従業員が非常に多いのは幸運でした。もちろんそれだけではなく、「こんな制度が始まりますよ」という告知をしつこくするなど、草の根活動を地道に続けてきたことも功を奏しました。
初回から業績改善表彰制度という形ではリリースしておらず、「あなたたち一人ひとりの取り組みを拾う受け皿ですよ」ということを全面に打ち出しました。また、実行が伴っていなくても良しとし、アイデアベースで募集。どんなに小さなアイデアやありきたりな工夫でも、差し戻したりせず、案の一つとして受け取りました。おかげで、社内におけるCappy!の認知度がアップし、積極的に応募するという意識や文化が醸成されたのではないかと思います。
1年目は、表彰後にみなさんから応募いただいた案をまとめた「Cappy!BOOK」という冊子を制作。2年目は少し難易度を上げ、アイデアベースではなく、実行を伴っている上で成果まで書き記してもらうようにルールを変更しました。ハードルを上げたことで応募が減るかと心配しましたが、応募数は倍増。「よし、やってやろうじゃん!」と前向きにとらえる方やチャレンジ精神が旺盛な方が多い社風でしょうか。正直言うと驚きました。
Q. 過去に印象的だったアイデアがあれば教えてください
夢門塾には、不登校のため日中は家で過ごし、夕方から夢門塾へやってくるという利用者さんもいるのですが、学校や行政と連携することで、福山市では放課後デイで一定のカリキュラムをこなすことで学校に通うのと同等の扱いをしてもらえるようになっています。とある利用者がきっかけで夢門塾のスタッフたちが働きかけ、学校や行政を巻き込んだ取り組みが全国でもかなり先駆けて実現化しました。
その利用者は中学生になっても不登校だったのですが、放課後デイで学びの楽しさを少しずつ実感するようになり、以前は興味がなかった高校にも意欲を持って進学。今ではそういった事例が少しずつ増えているようで、放課後デイで学ぶことに喜びを感じたり、周囲の意見やアドバイスに耳を傾けられるようになる利用者さんも多くいます。これは本当に印象的な取り組みでしたね。
もう一つは、従業員が一緒に働いている従業員にする感謝の言葉をカードに記し、事業所内の掲示板に貼っていくという試み。事業所内では、承認の連鎖みたいなものが自然と育まれ、結果として離職率が大幅に下がったという事例があります。離職率防止も業績改善の大切な一つですし、ESもCSも同等に取り組んでもらいたいと思っています。
Q. 2024年には厚労省から表彰もされたそうですね
「グッドキャリア企業アワード」は、従業員の自律的なキャリア形成支援について他の模範となる取り組みを行っている企業を表彰し、その理念や取り組み内容などを広く発信することで、キャリア形成支援の重要性を普及・定着させることを目的に実施。2024年は94社の応募があり、「大賞」(厚生労働大臣表彰)に5社、「イノベーション賞」(厚生労働省人材開発統括官表彰)に10社が選定されました。
「全ての職員」の「全ての前向きな行動」を対象とした業務改善表彰制度を人事制度に組み込み、従業員の主体的なキャリア形成を促進したことが大きな評価ポイントとなりました。
受賞できたことはとても光栄ですし、「厚労省に認めてもらえるようなことをやっているんだ」と従業員に思ってもらえる、インナーブランディングにつながる出来事だったと思います。
Q. Cappy!の今後の展開・展望を教えてください
現在は担当を離れているので、現担当者やこれから担当する方々へのメッセージ的な意味合いになりますが…、少しずつ変化をしながらでもとにかく続いてほしいですね。そして、良い試みを個人や事業所単体で終わらせることなく、水平展開していくことが今後重要になると思います。横展開していく実装ノウハウが確立できれば、キャレオスはもっと強い会社になるでしょう。
また、会社が大きくなるにつれて縦割りのような形になってくることは否めず、他部署が何をしているのか知らないということになりがちです。Cappy!を通じて相互理解にもつながっています。
グループ内にはインドネシアからの特定技能実習生を100名弱抱えていますが、彼らにももっと参加してもらえるようにしても良さそうです。先輩たちの活躍は、インドネシアで日本語を勉強している彼らの励みになるでしょうし、質の高い人材の育成に、さらには企業の満足度向上にもつながるはずです。
― 表彰式・現場のようす ―



